作詞・作曲 Eladia Blázquez(エラディア・ブラスケス)
あなたの死は、10月のとても暑いある午後だった たぶんあなたは、そうなることを予想していた 春の真っただ中、太陽は着飾っていた 光と蝶とジャスミンの風で… あなたは好きだった、心の底から本気に 物事を考察することが、あなたは限界までやってのけた あの悲しい午後、あなたは神秘の中に分け入った タンゴの中に戻るために、私のカトゥリン翁! 太陽は私を苦しめ あげくアルコールまでが 私を悲しませる… なんという残酷な欠如か パンと蜂蜜の あなたがこの世を去るとき… あなたは、その優しい永遠の光の中から 私たちに微笑むのでしょう とても優しい憐みを込めて… 私は悲しい、動いていても 呼吸していても あなたがいなくて… 思い出します、あなたの名前、あなたの純粋なまなざし あなたの感傷の波動…私のカトゥリン翁! あなたの顔とその驚き、あの子が顔を出した所での… 仕事の最中も、あなたは愛情の河… あなたの散文の筆さばき、あなたの律動的な詩句 郷愁、そして街角と安食堂への御執心 あなたの名を呼ぶとき思い出すのは、あなたの友情の手 あの声…兄弟!…私のカトゥリン翁よ!
● カトゥロ・カスティジョ(1906~1975):詩人で有名。一時期楽団を指揮していたこともある。同じくタンゴ詩人のホセ・ゴンサレス・カスティジョの息子。本名オビディオ・カトゥロ・ゴンサレス・カスティジョで、命日は10月19日。南半球は春。
● カトゥリン:カスティジョの愛称。
● 1976年、スサナ・リナルディがオルケスタ伴奏で録音したものがTodotangoにある。1,2,3,2連の定型で歌う。
★ 例えば、訳詞の A Homero を開いて、作者の曲の検索をクリックすると、カトゥロ・カスティジョの作品が出てくる。その中に上記歌詞の単語と関連があるものもあるので、ご参考まで。