載せるべきか載せざるべきか

今日の母ものは、ずっと以前から載せずにおいたものです。それは、今は亡きタンゴの先輩たちが、「そんなの載せたら、またタンゴ嫌いが増えるから止めろ」と言っていたからです。

でも、自分が聴いた曲とリクエストが合致した時は、載せようとやってきたので、敢えて載せました。この曲は1928年(昭和3年)に作られ歌われたものです。当時のこととご寛容に願います。

これを聴いた時、小生に浮んだのは「星の流れに」という菊池章子が昭和23年に、映画「こんな女に誰がした」で歌った歌です。特にこの3番の中の「飢えて今頃 妹はどこに…一目会いたや お母さん…」を思い出しましたのです。

1946年(昭和21年)にGHQ命令で公娼制度が廃止され、遊郭などがなくなり、その代替えのように、赤線が生れて2年目の映画でした。その後、1958年(昭和33年)に売春防止法が施行されて、赤線もなくなったのが、わが国の歴史ですね。

その30年前の、ブエノス・アイレスでの出来事。大目に見て下さい。なお、今回の母の日記念の母物シリーズは、後2曲です。その他の訳は、10月のアルゼンンチンの母の日の週までお待ちください。それではよろしく。

 

載せるべきか載せざるべきか」への1件のフィードバック

  1. こういう話は現代でも世界のどこかには存在する話です。勿論、それはあってはならないことですが、その現実を直視する姿勢も必要です。ところでこの歌詞は本当に「星の流れに」の世界ですね。そしてこのような話はトルストイであったかドストイェフスキーであったか、ロシアの小説にもあったような気がします。私は「これだからタンゴが嫌いになる」のとは反対に「これだけらタンゴがなお好きになる」派です。中身を肯定するのではなく、そういう世界から這い上がってきた音楽だからこそ、共感を覚えるのです。

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