やっと喉の骨が取れて

まだまだ暑い夏が続いていますが、お元気ですか。

昔(?)のタンゴ・ミニ通信の頃から、喉に引っ掛かったような疑問がありました。それは、1933年、純アルゼンチン製の長編映画「タンゴ」の中の一つの曲についてです。その中で23曲のタンゴが演奏されているのですが、その内の21曲目でリベルタ・ラマルケが歌う曲の題名が不明だったことです。

ラマルケがレコードを出していなかったことや、当時から近年に至るまで目にした亜国の映画の本でも、題名不詳になっていたので、ミニ通信では、題名不詳にしていました。

それが数年前に、友人からシリアコ・オルティス楽団でカルロス・ラフェンテが歌っているエストリビジョを聞かせてもらい、どこかで聞いた曲だなと思っていましたが、直ぐには映画と結びつきませんでした。

丁度その頃、フワン・アンヘル・ルッソという人の編纂したタンゴ集を頂戴して読んでいた処、Noviecitaと言う曲に出会い、それがリベルタ・ラマルケが映画で歌った曲であり、カルロス・ラフェンテの歌がその1連だということが分ったのです。

その後、リクエストもなく、延び延びになって来ましたが、今朝上場して見ました。目下、映画のその部分を聴きながら、長い間、不明のままにして来た、喉の骨が取れた思いです。

例によって、小学生の作文的直訳ですが、ご判読頂ければ幸いです。

追記:上場後、中庭散歩者から連絡があり、本体の歌詞の題名が昔載せた別の題名になっていました。早い時間にご覧になった方はAmor te cantoの題名を見られたと思います。ご免なさい。今は訂正済みです。それでは、よろしく。

 

 

約束忘れて

奇数日の今日、上場がありましたが、実は、昨日楽人がポカをした所為なのです。

今日、使用したいので、訳を載せて置いてとご依頼があったのですが、昨日、うっかりして上場するのを忘れて、別の訳を載せたのです。

それで、急遽今朝上場した次第です。リクエストされた方、失礼しました。いつもの散歩者の方々には、驚かせてご免なさい。

明日?明日は、今日上場したことを忘れていたら載せるかもしれません。明日は明日の風が吹くです。それでは、また…

 

広島67年目の原爆の日

毎年のことだが、また原爆の日が来ました。楽人が中学校1年生の時のことだから、何かがないと亡失して暮しています。

その償いもあって、近年、この日には、必ず聞くアルゼンチンの曲があります。それは、Hiroshimaと言う名が入っている2曲です。

Las voces de los pajaros de Hirosima(広島の鳥の声)歌:ヒナマリア・イダルゴ。El 45(1945年)歌:スサナ・リナルディ。

後者は、歌詞の中に広島の名があり、原爆の悲惨なニュースがあり、私たちと同じ15歳の少女たちが大勢死にました、と言う意味のことが掛れています。(中庭に上場してあります。)

前者は、原爆の落とされた広島の上を飛ぶ鳥の声を歌っているものです。フォルクロレ畑の女性歌手のせいか、タンゴファンからが、まだこの歌のリクエストがないので上場していませんが。

その他にも、題名か歌詞に広島の語の入った曲があったら、ご教示下さい。

今朝の上場は、別に考えた訳ではないのですが、Japonesita(可愛い日本娘)になりました。芸者が登場しますが、この他にも、トリオ・モレスのMi geisha triste(私の悲しい芸者)(元歌は古賀政男作の「青い背広で」という芸者入りの曲があり、リクエストを受けていますが、聞き取り出来ない部分があり、果たせないでいます。この欄を借りてごめんなさい。

 

上場するかしないか

今日、中庭に上場した「Tamar」については、結構考えました。ある意味でブエノス・アイレスの恥部を歌っているからです。

だけど、いくら綺麗事を並べても、タンゴが昔生れた場所であるので、3年越しに上場して見ました。

これを上場して読み直していて、突然アメリカ映画「Naked tango」を思い出しました。1990年(亜国など1991年とするも多い)の作品ですが、内容は、この歌に類似しているので、省略して置きます。

因みにアルゼンチンでは「Tango desnudo」、わが国では「裸のタンゴ」と言う訳題でした。

当時は、女性タンゴフアンには、顰蹙ものでした。この曲もそうかもしれませんね。仕方ないです。